Silverlight 5がRTWとなったようです。

Silverlight 5がRTWとなったようです。

  • Silverlight5の開発ポータルはこちら
  • Silverlight 5 SDKはこちら
  • Silverlight 5 Tools for Visual Studioはこちら
  • オフラインドキュメント(英語)はこちら

ご存じの通り、SilverlightとはMicrosoftのRIAプラットフォームでWeb環境を中心としたインタラクティブな表現が行えるプラットフォームですね。

Silverlight 5アプリケーションの開発にはSilverlight 5 SDKが必要となりますがVisual Studio 2010 with SP1(SP1は必須です)で開発する場合はSilverlight 5 Tools for Visual StudioをインストールすることでSDKも併せてインストールされます。 

しかし、現在公開されているのは英語版のSilverlight Toolsとなっており日本語版で開発する場合はもう少し待つ必要がありそうです。

ちなみに日本語版のVSにインストールしようとすると・・・

image

こんな感じでブロックされます(^^;

一応、Silverlight MVPらしく、簡単に5での変更点を簡単にご紹介しておくと以下のような感じです。

  • Control
    • PivotViewer、DrawingSurfaceなどのコントロールが追加されている
    • ItemsControlにテキストサーチが追加された
    • OpenFileDialog,SaveFileDialogに初期ディレクトリーの設定機能が追加されたり、SaveFileDialogには既定のファイル名を設定することができるようになった
  • Media
    • SoundEffectが利用できるようになった
    • MediaElementにPalyback Rateが設定できるようにあった
    • Application Restricted Media/Key Rotationなどの著作権保護機能が強化された
    • リモコン操作のサポートが追加された
  • Graphics
    • 3-D Graphic機能が追加されている
  • Text
    • テキスト関連コントロールに文字間隔の設定を行うCharacterSpacingプロパティが利用できるようになった
    • フロードキュメントが利用可能なコントロール群に行間隔の調整が可能なLineHeightプロパティ, LineStackingStrategyプロパティが利用可能になった
    • リッチテキストの表示が行えるRichTextBlockの追加
    • OpenTypeフォントのサポート,pixel-snapped textのサポートによりテキスト表現が明瞭になった
  • 完全信頼モードアプリケーション
    • ファイルアクセスの制限がなくなった
    • 複数ウインドウの表示が行えるようになった、いわゆるモーダルダイアログ以外のウインドウも作成できるようになった(Windowsクラス)
    • ブラウザー内から完全信頼モードで実行できるようになった
    • Windows上で動作している場合、WindowsのネイティブAPIの呼び出しが可能になった
  • 印刷
    • ベクタ印刷のサポート
  • ユーザーインターフェース周り
    • ダブルクリックの検出が可能になる、MouseButtonEventArgs(Mouse操作関連イベントのイベント引数)からClickCountプロパティの取得が行える
  • データバインディングなどデータ操作周り
  • DataBinding周りに対してブレークポイントを設定してデバッグが可能になる
  • Binding関連で従来WPFでしか利用できなかったいくつかの機能が利用できるようになる
    • スタイルにData Bindingする(SetterのValueをバインディングターゲットとする)
    • 表示ツリーにあるancestor要素へのバインド(BindingのRelativeSourceでAncestorを指定)
    • DataTemplateのDataTypeプロパティの利用
    • FrameworkElementクラスのDataContextChangedイベント(待ってました!)
    • UpdateSourceTriggerのPropertyChangedに連続的な値変更の追加。
  • XAML

    • IMarkupExtension<T>のサポート。これによって独自のマークアップ拡張の作成が可能になった
  • そのほかパフォーマンスチューニング

    • ネットワークレイテンシーのチューニング
    • XAMLパーサーのチューニング
    • 64bitブラウザーのサポート
    • H.264メディアのパフォーマンス強化
    • SilverlightアプリケーションのマルチコアJITの起動時間のパフォーマンス強化
  • ざっくりとした英訳なので間違いがあるかもしれませんので、詳しくはこちらの英文を確かめて下さい(^^;

    さて、いろいろと仕事が始まってしまった(^^;

    というワケでメモ。

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    投稿者: Hiroyuki Mori

    極東IT-Engineersの代表でMicrosoft MVP for Development Platform - Silverlightです。 普段は主にMSテクノロジ関連の開発、スピーカー、執筆などを行っています。

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    1件のコメント

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